スノーボードの後片づけのコツを紹介!ウェアやブーツの乾燥術で長寿命を手に入れよう!

道具・アイテム
この記事は約5分で読めます。

「大切な道具を長く使いたい!

「スノボした後はどう片付ける?」

「濡れたまま放置はダメ?」

 後片付けは大切です。

 お気に入りの道具を長く使うため、使用後のボード、ブーツ、ウェア、小物類をしっかり乾燥させ、後片付けを行いましょう。

 この記事では、スノーボード歴20年以上、現役インストラクターの筆者が、スノーボードから帰ったら毎回必ずやっている道具の乾燥と後片付けの方法を紹介します。

 この記事が使用後のスノーボードの後片付けの方法が分からず困っている人のお役に立てれば幸いです。

1.スノーボードの後片付けの方法を解説

コツを表現した画像

 今回は、スノーボードで使用した道具1セットの後片付けを行いました。 

  1. スノーボード、ビンディング
  2. ブーツ
  3. ウェア
  4. グローブ
  5. ゴーグル
  6. ビーニー、インナーなど小物類

 スノーボードの後片付けで大切なのは、とにかく乾かすことです。

 しっかりメンテナンスを行えばお気に入りの道具を長く使うことができます。

 また、使用後の道具に直接手を触れることでブーツやビンディングの不具合にいち早く気付きトラブルを未然に防ぐことにつながります。

 たった10分の後片付けを怠って、

  • ブーツが臭くなった
  • スノーボードのエッジがサビた
  • ビンディングのストラップが外れた

とならないように気を付けましょう。

①スノーボード、ビンディング

スノーボードの画像

 まずはスノーボードからビンディングを取り外します

 濡れたままビンディングをつけっ放しだとボードの変形、サビの原因となります。

 特にボードのエッジ、ネジ穴の部分は金属のため水分は大敵です。

 取り外し作業はドライバー1本、たったの3分で完了です。

スノーボードからビンディングを取り外している画像

 このとき、ビンディングのパーツに破損や緩みがないかチェックできればカンペキです。

 ちなみに僕は濡れたボードを車に乗せる前に、100円ショップで購入した風呂掃除用のブラシで雪を払い落とすようにしています。

ツインブラシの画像

 そして、吸水性のあるボード専用ニットケース(ニットケース)に入れて持ち帰ります。

 こうすれば、帰宅後にボードの水分を拭き取る手間がなくなります。

②ブーツ

スノーボードブーツの画像

 ブーツを濡れたまま放置は最悪です。

 悪臭の原因となりますし、次回、湿った状態のブーツに足を入れるのは不快でしかありません。

 使用後は必ずアウター、インナー、インソール(中敷き)の3つに分けましょう

 その後さっとファブリーズを吹きかけて乾燥機や扇風機でしっかり乾燥させます。

スノーボードブーツを3つに分解した画像

 なお、ブーツをストーブ、ドライヤー、石油ファンヒーターなどの熱で乾燥させるのは厳禁です。

 悪臭の原因となる上、ブーツのソール(ゴム部分)が熱で簡単に剥がれてしまいます。

③ウェア

 ウェアはジャケット、パンツとも全てのファスナーを全開にし、ポケットの中身を取り出します

 そして、上下ともファブリーズをさっとひと吹きしてからハンガーに吊るしておきます。

 このとき、ウェアの首部分にあるループをハンガーに通しておくと、ハンガーからウェアがずり落ちることがありません。

ウェアのループをハンガーに通して吊るしている画像

④グローブ

スノボグローブを2つに分解した画像

 グローブはインナーとアウターに分けます。(インナーの無いグローブもあります。)

 その後、インナーはほかの小物類と一緒に洗濯機で洗濯します。

 アウターは乾燥機や扇風機でしっかり乾燥させます。

 もしアウターがひどく濡れている場合は、中に新聞紙を突っ込んで水分を吸い取らせます。

スノボグローブに新聞紙を詰めた画像

 新聞紙が濡れたら新しい物と取り替え、新聞紙が濡れなくなるまでこの作業を何度か繰り返してください。

⑤ゴーグル

スノボゴーグルの画像

 ゴーグルは必ずケースから取り出します

 濡れたままケースの中に放置は最悪です。

 使用後のゴーグルは溝や隙間、ダブルレンズの間にしっかり水分が残っています。

 特にダブルレンズの内側に湿気が残ったままだと曇りの原因となります。

 視界が悪いと滑走に影響しますし、何より危険です

 なお、ゴーグルもブーツと同様、変形や劣化の原因となるため熱での乾燥は厳禁です。

 乾燥機や扇風機を使用しましょう。

⑥ビーニー、インナーなど小物類

小物類の画像

 ビーニー、インナー、フェイスマスク、ソックスなどの小物類は、1回でも使用したら気にせずまとめて洗濯します。

 素材によって一緒に洗えない物があるので、気になる方は洗濯絵表示を確認してください。

 ちなみに僕は2日連続で滑る場合、小物類は必ず2セット持って行きます。

 洗濯して翌朝までに乾かなかった場合に代用できますし、滑走中に破損、紛失した場合の予備としても使用できるからです。

2.乾燥には扇風機が大活躍!

扇風機の画像

 これまでに書いたとおり、ブーツやゴーグルを熱で乾かすと道具に大ダメージを与えてしまいます。

 とはいえブーツのつま先やグローブの指先部分は乾きにくいですよね。

 こんなときは扇風機が役に立ちます

 熱風ではなく風を送るだけの扇風機は、道具へのダメージも少なく、入り組んだ指先までしっかり乾かすことができます。

 分解したブーツの上にグローブを置き、中まで風が入るように位置を調整しながら完全に乾燥させましょう。

扇風機で乾かすときの画像

 扇風機は、我が家では季節を問わず大活躍です。

 参考ですが扇風機の電気代は1時間当たり約0.5~1円です。

 1晩つけっ放しでもなんとたったの10円、経済的にもお得です。 

3.おわりに

ありがとうを表現した画像

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 以上がスノーボードから帰ったら僕が必ずやっている道具の後片付けです。

 モノへの感謝の気持ちを忘れず丁寧に扱うことは、スノーボードに限らず他のスポーツや日常生活においても大切です。

 ましてやスノーボードはときに激しく、ときに危険を伴います。

 そんなときに自分の身を守ってくれるのは、普段から道具を気にかけてメンテナンスを怠らず、不具合にいち早く気付けるからこそです。

 自分を楽しませてくれ、自分をケガや事故から守ってくれる道具に感謝して丁寧に扱いましょう。

 以下の記事では、スノーボードウェアの自宅での洗い方とコツを紹介していますので、ぜひ併せて読んでみてください。

スノーボードウェアの洗い方!自宅で手洗い洗濯するコツを紹介
「スノーボードウェアは家で洗える?」 「どうやって洗えばいいの?」 「洗うときのコツや注意点は?」  スノーボードウェアは自宅で簡単に洗うことができます。  この記事では、スノーボード歴20年以上、現役インストラクターの筆者がスノーボードウ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました