スノーボードブーツのにおいを効果的に解消する方法を紹介!悪臭の原因はインソール!

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「ブーツのにおいが気になる」

「靴下は洗ってるのになぜ?

「においを消す方法を教えて」

 この記事では、スノーボード歴20年以上、現役インストラクターの筆者が次のことを紹介します。

  1. スノーボードブーツが臭くなる原因
  2. インソール(中敷き)の洗い方

 冬のスノーボードシーズン、ブーツの中から嫌なにおいがして気になることがありませんか。

 対策を怠るとそのにおいはどんどん酷くなり、快適にスノーボードを楽しむことができなくなります。

 この記事では、スノーボードブーツのにおいの原因と、効果的な解消方法を紹介します。

スノーボードブーツ

1.スノーボードブーツのにおいの原因:インソールがカギを握る

 スノーボードブーツの嫌なにおいの多くは、インソールに起因しています。

①足の裏は汗をかきやすい

インソール

 足の裏は汗腺が多く、両足で1日に約200mlもの汗をかくと言われています。

 足にもともと潜んでいる雑菌が、この汗と混ざった皮脂や古い角質、垢などの汚れを分解することでにおいの元となる物質ができます。

 そして足の裏が直接触れるブーツのインソールに悪臭が移ります。

 靴下は毎回洗濯すると思いますが、インソールまで手入れする人は少ないため、においはどんどん酷くなっていきます。

②ブーツの中の湿気問題

ブーツ内は蒸れやすい

 スノーボードは紐をきつく締めるので、ブーツ内部の通気性が悪くなります。

 その結果、ブーツの中に湿気がこもって蒸れやすくなります

 とはいえブーツの紐を緩めたままだとボードをうまく操作できず楽しくないので、滑走中はどうにもなりません。

 だからこそスノーボード後のブーツのケアやメンテナンスを行い、ブーツを清潔に保つことは大切です。

③溶けた雪や雨の侵入

ブーツに付着した雪

 スノーボード中は、溶けた雪がブーツの中に侵入してきます。

 雨の日はもちろん、晴れた日や気温が高い春スノボも雪が溶けやすくブーツ内が濡れやすくなります。

 以上の理由から、ブーツのにおいが気になる場合、まずはインソールを洗うことが必要です。

2.インソールの手洗いに使った道具

 インソールのにおいを取り除くためには、重曹を使った手洗い洗濯がおすすめです。

 洗濯機だとインソールが型崩れしたり、中で浮いてうまく洗うことができません。

 今回、筆者がインソールの手洗い洗濯に使った道具は次の5つです。

①重曹

重曹

 重曹は弱アルカリ性のため、人間の皮脂や汗のような酸性の臭いを中和分解してくれます。

 100円ショップにも売っているので簡単に入手できます。

②洗い桶 

洗い桶

 インソールがそのまま入る大きさの洗い桶であれば、バケツでも洗面器でも問題ありません。

③ペットボトル(2本)

ペットボトル

 インソールは水に浮きやすいので、水を入れたペットボトル(2本)を重りとして使います。

 中の水は洗った後のすすぎにも利用できます。

④歯ブラシ

歯ブラシ

 インソールの表面をこすって汚れやにおいを取り除くために使います。

 今回は歯ブラシを使いましたが、タワシやスポンジでもOKです。

⑤タオル

タオル

 インソールを洗った後、水分を拭き取ることでインソールを早く乾燥させることができます。

3.インソールを洗う手順とコツ

インソール

 それではインソールを手洗い洗濯する手順とポイントを紹介します。

インソールを手洗い洗濯する手順
  • STEP1
    事前準備

  • STEP2
    つけ置き

  • STEP3
    洗い

  • STEP4
    すすぎ

  • STEP5
    脱水、乾燥

STEP1.事前準備

①インソールを取り出す

ブーツを3つのパーツに分解

 スノーボードブーツからインソールを取り出します。

 インソールに付着したゴミは事前に取り除いておきましょう。

②洗い桶に重曹を入れて溶かす

洗い桶に重曹を入れる

 洗い桶に重曹を入れてお湯で溶かします。

 お湯の温度は50度くらいにしました。

洗い桶にお湯を入れる

 お湯の温度は高いほど効果的ですが、高すぎるとインソールにダメージを与えてしまいます。

STEP2.つけ置き

洗い桶にインソールを入れる

 インソールを洗い桶に入れてつけ置きします。

ペットボトルを乗せてつけ置きする

 すぐにインソールが浮いてくるので、ペットボトルを上に乗せて重りにします

 今回は3時間ほどつけ置きしましたが、においや汚れが気になる方は一晩中つけ置きするのがおすすめです。

STEP3.洗い

つけ置き後の画像

 重りのペットボトルを取り出したら、歯ブラシでインソールを磨いて洗います。

歯ブラシで磨く

 特に汗やにおいが付着しやすいつま先部分は重点的に磨きましょう

STEP4.すすぎ

すすぎ1

 すすぎには、重りに使用したペットボトルの水を使うと節水になります。

すすぎ2

 重曹のぬめりがなくなるまで何度かすすぎましょう。

 今回は3回すすぎを行いました。

STEP5.脱水、乾燥

 そのまま干しても良いのですが、インソールを少しでも早く乾かすため、タオルにインソールを挟んで上から押さえて水分を吸収します。 

ハンガーに吊るす

 水分を十分に拭き取ったら、インソールをハンガーに吊り干しして乾かします。

 乾燥機や除湿器があるとより早く乾くので便利です。

4.完成:15分で作業は終了!

手洗い後のインソール

 今回の手洗い洗濯にかかった時間は、つけ置きや乾燥の時間を除けば15分程度でした。

 また、全て自宅にある道具を使ったので費用はかかっていません

 これまで、ブーツの使用後はインソールにファブリーズを振りかけて毎回乾かしていましたが、また使用して濡れたらにおいが復活するというのを繰り返していました。

 今回、初めて重曹を使ってインソールを洗ってみましたが、ブーツのにおいが気になることは一切なくなりました

5.おわりに

雪の中のブーツの画像

 この記事では、スノーボードブーツのにおいの原因と、効果的な解消方法を紹介しました。

 スノーボードブーツのにおいを解消するためには、インソールを重曹で手洗いするのがおすすめです。

 靴下のように毎回洗わないからこそ、インソールのメンテナンスやケアを怠ってはなりません。

 この記事が、スノーボードブーツのにおいが取れずに悩んでいる人のお役に立てれば幸いです。

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