スノーボードブーツは型落ち中古品がおすすめ!3つの理由とメルカリ・ヤフオクの活用メリット

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「新品のブーツは高いよ~」

「安い中古品にしようかな?

「どこで買うのがおすすめ?」

 この記事では、スノーボード歴20年以上、現役インストラクターの筆者が次のことを紹介します。

  1. スノボブーツの型落ち中古品を買うべき3つの理由
  2. スノボブーツの型落ち中古品のおすすめの入手方法
  3. メルカリとヤフオクの違いと活用メリットをざっくり解説

 スノーボードのブーツは、型落ち中古品がおすすめです。

 上級者はもちろん、初心者の人も中古でいいのでできるだけ早くマイブーツを購入するべきです。

 中古品の安さに魅力は感じているけど購入に踏み切れないという人は、ぜひこの記事を読んで中古のブーツにチャレンジしてみてください。

バートンのサプリーム
型落ち中古品がおすすめ!

1.スノボブーツは型落ち中古品でも大丈夫?

 スノーボードのブーツは型落ち中古品で十分です。

 実際に筆者はこれまで、ヤフオクとメルカリで型落ち中古ブーツを3足購入しました。
 (以下の表はこれまでに筆者が使用してきたブーツです。)

No.メーカーモデルタイプサイズ
(cm)
ジェンダー購入価格購入店
1不明不明26.0メンズ0円もらい物
2不明不明25.5メンズ19,000円ヒマラヤ
3HEAD不明BOAシステム25.0メンズ22,000円ヒマラヤ
4BURTONRULERクイックレース24.0メンズ35,700円スポーツデポ
5BURTONRULERクイックレース25.0メンズ38,880円専門ショップ
6BURTONRULERクイックレース25.0メンズ39,800円専門ショップ
7BURTONRULERクイックレース25.0メンズ6,950円ヤフオク
8BURTONEMERALDクイックレース24.5レディース 2,750円ヤフオク
9BURTONSUPREMEクイックレース24.5レディース 8,500円メルカリ
※No.1は友人からのもらい物、No.2~6は新品、No.7~9はネットで買った型落ち中古品です。
※No.5でJSBAバッジテスト1級に合格、No.6でB級インストラクターに合格、No.7でA級インストラクターに合格しました。

 最初は大型店舗で新品を買っていましたが、途中からカービングに目覚めて専門ショップで購入するようになりました。

 ここ数年はメルカリかヤフオクで買った中古品を愛用しています。

中古1足目:ヤフオクで6,950円

バートンのルーラー
初めて買った中古ブーツ(6,950円)

 初めて買った中古ブーツはヤフオクで6,950円のBURTON(バートン)のRULER(ルーラー)です。

 さすがに今はもうボロボロですが、A級インストラクターに合格したときに履いていた思い出のブーツです。 

 今はもうメインで使用することはありませんが、予備としていつも車に積んでいます。

中古2足目:ヤフオクで2,750円

バートンのエメラルド
ヤフオクで買った中古ブーツ(2,750円)

 2足目の中古ブーツはヤフオクで2,750円で買ったBURTON(バートン)のEMERALD(エメラルド)です。

 昨シーズンまでメインで使用していましたが、2,750円という破格の値段で出品されていた理由はいまだに謎です。

中古3足目:メルカリで8,500円

バートンのサプリーム
最近メルカリで買った中古ブーツ(8,500円)

 3足目はメルカリで8,500円で購入したBURTON(バートン)のSUPREME(サプリーム)です。

 このブーツはバートンの女性用ブーツの最上位モデルで、今季モデル(2024年)の新品価格は79,200円です。

 このブーツをメルカリで見つけた時は即買いでした。

 このように状態の良いブーツがたくさんあるので型落ち中古品は本当におすすめです。

2.型落ち中古ブーツを買うべき3つの理由

 型落ち中古ブーツを買うべき3つの理由を解説します。

理由1:驚きの安さ

 1つ目の理由は、とにかく安くてお得だからです。

 先ほど紹介したとおり1万円以下のブーツも多くあり、中には5,000円以下で買える商品もあります。

新品ブーツは高級

箱入りの新品ブーツ
2017年にショップで39,800円で買った新品ブーツ

 新品のブーツは安くても2万円、良いブーツだと5万円以上することも少なくありません。

 最初はきれいな新品ブーツも、アスファルトの上を歩き、ビンディングで締め付け、濡れたり乾かしたりを繰り返すことでどんどん劣化します。

 新品ブーツも1回履けば中古のブーツです。

 近年はブーツに限らずスノーボード用品全体の価格が上がっているので、安くてお得な中古のブーツは魅力的ですね。

 中には「バートンの最新モデルがいい!」という人もいると思いますが、最新モデルは価格に見合うほど機能や性能が中古より優れているわけではありません。

レンタルブーツは割高

 初心者の人が多く利用するレンタルブーツは割高です。

 以下は各地区のスキー場(中部、東海、西日本の約15か所)のブーツのレンタル料金を調べた結果です。

レンタルショップABCDE
1日レンタル料2,0002,1002,4002,5002,600
半日レンタル料1,5001,6001,8002,0002,100
※2023年12月現在の内容です。
※ブーツのみのレンタル料金です。
※半日料金の設定がないスキー場もありました。

 価格帯は1日2,000円~2,600円、半日1,500円~2,100円という結果でした。

 地方の小さなスキー場は安く、規模の大きい有名スキー場は高い傾向にあります。

 つまり中古のブーツを1万円で買ったとしても4~5回行けばで元が取れる計算です。

 たとえ中古でも4~5回使って壊れることはほぼないので使えば使うほどお得です。

 お金の面だけでなく、レンタルショップにブーツを借りに行く時間、返しに行く時間、待ち時間もコストと考えれば中古ブーツを買うメリットは大きいです。

理由2:すぐ足になじむ

 2つ目の理由は、中古ブーツは未使用の新品と比べて柔らかくすぐ足になじむことです。

 また長時間履いても足が痛くなったり疲れることが少ないです。

ブーツ上部

新品のブーツは硬い

 新品のブーツはとても硬いです。

 その上スキー場は気温が低く、もともと硬い新品ブーツの生地は冷えてより硬くなります。

 ブーツの硬さと寒さのせいで、特に初心者は足首の関節をうまく使えずとても滑りにくいです。

 でも中古の場合は、既にブーツが柔らかくなっているので最初から違和感なく滑れます

 筆者がA級インストラクター合格時に履いていたブーツはヤフオクの中古品でした。

 検定2週間前にそれまで履いていたブーツが壊れてしまい慌てて購入したのですが、最初からブーツが柔らかいおかげですぐに滑る感覚を取り戻せました。

 もし新品のブーツだったら足になじむ前に本番をむかえ、きっと合格できてなかったと思います。

新品のブーツは硬い
新品のブーツは最初すごく硬いです。

レンタルブーツは当たり外れあり

 レンタルブーツには当たり外れがあります。

 特にレンタルブーツはショップごとに同じメーカーでそろえる場合が多く、たとえ履き心地が悪くてもせいぜいサイズ交換くらいしかできません。

 それに、もしレンタルブーツが自分の足に合ったとしても、次に同じブーツがあるとは限りません。

アウターとインナーに分けたブーツ

理由3:マイブーツへの愛着

 3つ目の理由は、マイブーツを持つこと自体に多くのメリットがあることです。

マイブーツ=上達への近道

 マイブーツを持つと、これまで以上にスノーボードに行きたくなります。

 そしてゲレンデに行く回数が増えるので、結果的にスノーボードの上達につながります

 レンタルだと毎回違うブーツで滑る感覚も変わってしまうので、慣れるまでに時間がかかります。

 それにもしうまく滑れなかったとき、その原因がブーツにあるのか、雪質や体調にあるのか分からず上達が遅くなります。

氷ノ山スキー場全体

スノーボードの楽しさに直結

 マイブーツで滑ることは、スノーボードそのものの楽しさに直結します。

 「自分だけのブーツ」という特別感にワクワクし、スノーボードの楽しさが倍増します。

 これはスノーボードを長く続けることにもつながります。

 レンタルブーツは自分の所有物でないため、愛着が湧かずテンションも上がりません。

分解した中古ブーツ

道具を大切にする気持ち

 スノーボードをする上で、自分の体と板をつなぐブーツは最も大切な道具の1つです。

 たとえ中古でもマイブーツというだけで愛着が湧き、道具を大切にする気持ちが生まれます。

 もちろん道具を大切したからといってスノーボードが上達するとは限りませんが、スノーボード上級者の中に道具を大切にしない人はいません

 20年以上スノーボードを続けてきた筆者の経験上、これだけは間違いないです。

いぬわしコース

3.中古品の3つの入手方法とメリット・デメリット

 次にスノーボードブーツの型落ち中古品の3つの入手方法とそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

①人に譲ってもらう

 スノーボードを先に始めている家族や友人から、買い換えのときなどに古いブーツを譲ってもらうことがあります。

 メリットとデメリットは次のとおりです。  

  • 費用が節約できる
  • ブーツの状態や使用方法を持ち主から直接聞ける
  • ブーツのサイズが自分の足に合わないと使えない

 筆者も友人からタダでブーツをもらったことがありますが、サイズが大きすぎて結局1度しか使わず、すぐに新品のブーツを購入しました。

 ブーツ選びでもっとも大切なのは、見た目や性能ではなくサイズです。

 小さすぎると足が痛くて滑れませんし、大きすぎるとブーツの中で足が動いてボードをうまく操作できず楽しくありません。

ブーツとスケール
ブーツはサイズ選びが大切

②リサイクルショップで購入

 次はリサイクルショップで購入するという方法です。

  • 購入前にブーツの状態を自分の目で確認できる
  • 実際にブーツを履いてフィット感を確認できる
  • 粗悪品の場合、返品や交換に応じてもらえる
  • 店舗によっては品ぞろえ(ブランド、サイズ)が少ない
  • 各店舗を回って探すのが手間

 筆者はリサイクルショップで買ったことはありませんが、ざっと見たところ思ったより高い価格が設定されていた印象です。 

③メルカリ・ヤフオクで購入

 最後はメルカリ・ヤフオクで購入するという方法です。

 筆者はこの方法をもっともおすすめします。

  • 安く買える(出品者同士の価格競争が起こる)
  • 品ぞろえが多い(全国の出品者が各ブランド、モデル、サイズを出品)
  • 自宅で買えるのでお手軽
  • 現物を確認できない(写真や説明文では分からない損傷や不具合の可能性)
  • サイズが合わなくても返品が難しい
  • 偽物を買うリスクがある

 ブーツ選びでもっとも大切なのはサイズです。

 メルカリやヤフオクでの購入は、既に同じブーツを持っている、友人から借りたことがある、店舗で試し履きしたことがあるなど、サイズ選びに迷いがない場合におすすめです。

 購入前に商品説明をよく読んで、不明点は出品者に質問して不安を解消しておきましょう。

 自分で判断できない場合は信頼できる経験者や詳しい人に見てもらうのが確実です。

ブーツの箱

4.ざっくり解説!メルカリ・ヤフオクの違い

 最後にメルカリとヤフオクの違いをざっくり解説します。

 それぞれの違いを知り使い分けることで、よりお得に型落ち中古ブーツを購入できます。

①購入方法とユーザー層

 メルカリとヤフオクの大きな違いは、購入方法とユーザー層です。

種別購入方法ユーザーオプション
メルカリフリマアプリ提示価格での即時購入20~30代・女性値下げ交渉も可能
ヤフオクネットオークションオークション形式30~40代・男性即決価格の設定があれば即時購入も可能

 メルカリは提示価格での即時購入、ヤフオクは入札で価格が上がっていくオークション形式です。

 とはいえメルカリは値下げ交渉により提示価格より安く購入できますし、ヤフオクは「即決価格」の設定があれば即時購入できます。

 また、メルカリは女性ユーザーが、ヤフオクは男性ユーザーが多い点にも注目です。

②掘り出し物ならメルカリ

 掘り出し物が見つかりやすいのはメルカリです。

 ブーツなどの道具に興味や知識がない人が、相場を調べないで安く出品していることが多くあるからです。

 メルカリでそんな掘り出し物を発見したら即購入です。

 適正価格まで値段が吊り上がってしまうヤフオクだとこうはいきません。

 もちろんヤフオクにも即決価格があるので、普段から両方をチェックしておくことが大切です。

 また、女性ユーザーが多いメルカリでは当然女性用ブーツが多く出品されるため、足の小さい筆者にはピッタリです。

 女性の方や足の小さい男性は、メルカリでの購入がおすすめです。 

ブーツの側面
メルカリとヤフオクを使い分けよう!

5.おわりに

 この記事で紹介した内容をまとめると以下のとおりです。

  • スノーボードが上達したいなら初心者こそできるだけ早くマイブーツを持つべき
  • マイブーツを買うなら安くて足になじみやすい型落ち中古品がおすすめ
  • 型落ち中古品を買うならメルカリかヤフオクがおすすめ
  • 掘り出し物を見付けるなら即時購入がメインのメルカリがおすすめ
  • 可能なら一度試し履きしてサイズやフィット感を確認しておくと確実

 この記事が型落ち中古品のブーツの購入を検討している人のお役に立てれば幸いです。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 以下の記事では、筆者が実際にメルカリで中古ブーツを買った体験談と、買うときの3つの要点を解説しています。

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