記事内に広告が含まれています。

ハスラーでスノボ板を車内積み!シートアレンジだけでできる5つの方法(写真あり)

アイキャッチ
この記事は約8分で読めます。

ハスラーにスノボ板を積みたい
追加アイテムなしで積める?
手軽にできる積み方ってある?

この記事では、スノーボード歴20年以上の現役インストラクターが、スズキ・ハスラーの車内にスノーボードの板を積む方法を紹介します。

軽自動車のハスラーですが、シートアレンジだけで158cmの板(カバー込み)も余裕で積み込み可能でした。

実際に試した積み方を写真付きで解説し、濡れ対策や長い板を積む工夫も紹介します。

これを読めば「自分の板ならこの積み方だ!」と直感的にイメージできます。

なお、インテリアバーを使った天井積みも別記事で解説予定です。

1. ハスラーはスノーボード車内積みに向いている

スズキ・ハスラー

ハスラーは軽自動車の中でも室内が広く、シートアレンジの自由度が高いのが特徴です。

スノーボードを積むうえで重要な寸法は次のとおりです。

項目カタログ値積める荷物の長さ
(実測値)
室内長 2,160mm約1,950mm
室内幅1,295mm約1,200mm
室内高1,250mm約1,240mm

公表されているのは最大値であり、実際に使える寸法はやや小さくなります。

今回使用したハスラーは2015年式(DAA-MR41S)ですが、現行モデルはさらに室内が広く改良されています。

ハスラーのリアシート(左右)をフラットにして板を斜め置き
板を斜め置き

実際に試したところ、158cmの板(カバー込み)が問題なく積載できました。

シートアレンジや置き方の工夫次第で、160cm以上の板や複数枚でも積載できます。

ハスラーの助手席側シート(前後)をフラットにして板を縦置き
板を縦置き

また、車内積みには次のようなメリットがあります。

  • 盗難防止: 外から板が見えにくく安心
  • 汚れ・破損対策: 排気ガスや飛び石から板を守る
  • 車高を気にしない: 立体駐車場もOK、キャリア不要

ハスラーは軽自動車でありながら、スノーボード車内積みに適した設計です。

シートアレンジだけで車内積みするなら大人2人まで。3人以上は車内天井やルーフキャリアの使用がおすすめです。

2. ハスラーでできる5つの車内積み方法(写真付き)

後方からのハスラー車内

ここでは、状況に合わせて選べる5つの積み方を写真とともに紹介します。

①→⑤の順に、手軽さから積載力へとステップアップします。

①後部座席に立てかけ(アレンジ0)

リアシート足元
足元のスペースを利用
リアシート足元にスノーボードを積載
前列シートに潜り込ませる

もっともシンプルで手間のかからない方法です。

後部座席(リアシート)を倒さず、板を斜めに立てかけるだけです。

室内高は実測で124cm。
一見すると158cmの板は入らなそうですが、先端をフロントシート下に潜り込ませれば大丈夫です。

シート位置を前後にスライドして調整すれば、160cm以上の長い板も余裕で収まります。

メリット

  • シートを倒さないので手間いらず
  • ドアの開閉も最小限で出し入れが簡単

デメリット

  • カーブで横揺れしやすい
  • 使用した板を置くとシートや床が濡れる

とりあえず1〜2枚をさっと積みたいときに便利。ただし、安全性や濡れ対策を考えると、サブ的な積み方と割り切った方がよいです。

横向きに平置きできる?

リアシート座面
室内幅は約120cm
リアシート座面にスノーボードを積載
158cmの板ははみ出す

リアシートに板を横向きで置く方法も試しました。

しかし、実測の室内幅は約120cm。
158cmの板だとはみ出してしまい、収まりません。

荷室(ラゲッジスペース)に置ける?

荷室(ラゲッジスペース)
荷室の幅は約110cm

荷室の実測幅は約110cm。
子ども用の短い板なら入りますが、大人用の板は入りません。

板を斜めに傾けても140cmが限界…。しかも板の先端が窓ガラスに当たって危険なのでおすすめできません。

②助手席のすき間に差し込み(アレンジ1)

助手席側のリアシートのみフラット

助手席側のリアシートだけをフラットにして、板を縦に差し込む方法です。

助手席の左側にスノーボードを積載
助手席左に差し込む
助手席の右側にスノーボードを積載
助手席右に差し込む

板の先端を、助手席とドアやアームレストの間に挟んで固定するため安定します。

シートとドアの間に挟んで固定
シートとドアの間に挟んで固定
シートとアームレストの間に挟んで固定
シートとアームレストの間に挟んで固定

メリット

  • 場所を取らず省スペース
  • 板を挟んで固定するため安定する

デメリット

  • 助手席から乗り降りできない
  • 使用した板を置くとシートや床が濡れる

使用後の板を傾けると水滴が垂れます。この方法は予備板や濡れていない板に限定するのがおすすめです。

板を平置きできる?

助手席を後方にスライド
助手席を後方にスライド
助手席を前方にスライド
助手席を前方にスライド

助手席を前後にスライドすることで、室内長を調整できます。

  • 一番後ろにした状態: 約120cm
  • 一番前にした状態: 約150cm
スノーボードがはみ出している
158cmの板ははみ出す

158cmの板は収まりませんが、150cm以下の板であれば平置き可能です。

③助手席フラットで平置き(アレンジ2)

助手席側のフロント・リアのシートをフラット
助手席側(前後)をフラット
助手席側にスノーボードを平置き
195cmまで平置き可能

ハスラーで最もおすすめの積み方です。

助手席側を前後ともフラットにすると、実測で室内長は約195cm

158cmの板が余裕で収まり、出し入れもスムーズです。

使用後の雪が付いた板も平置きできるため、車内を濡らさずに積載できます。

特に1人でスノーボードに行くときに最適な積み方です。

メリット

  • 長い板も余裕で積載OK
  • 荷物の出し入れや整理が簡単
  • 平置きなので車内が濡れにくい

デメリット

  • 助手席は板専用スペースになる
  • 2人の場合、前後乗車になる

運転席側のリアシートや荷室にブーツやウェアを分けて置けるので、整理しやすく快適です。

④ 後部座席フラットで平置き(アレンジ2)

リアシート(左右)をフラット
助手席が利用できるのがメリット

リアシートを両方フラットにして板を置く方法です。

2人で横並びに乗車するなど、助手席を使いながら板を積みたい場合におすすめです。

板を斜めに平置きするため、多少デッドスペースが生じますが、後列をすべて荷室として使えます。

レジャーシートを敷けば、簡単に防水性の高いフラットなスペースを作れます。

1人で利用する場合は、助手席に手荷物を、後ろに板やブーツなどの大きな荷物を置くことで整理もしやすいです。

メリット

  • 助手席が使用できる
  • 平置きなので車内が濡れにくい
  • 荷物を前後に分けて整理しやすい

デメリット

  • 斜め置きのためデッドスペースが発生
  • 板が複数枚だと平置きできない

助手席を前後にスライドして調整すれば、斜めで150~165cmのスペースを確保できます。

⑤フルフラットで平置き(アレンジ3)

運転席以外をフルフラット
左上から右下まで約210cm
フルフラットのシートにスノーボードを平置き(真っ直ぐ)
板を縦に置く
フルフラットのシートにスノーボードを平置き(斜め)
板を斜めに置く

車内を最大限に活用できる積み方です。

運転席以外のシートをすべてフラットにすることで、ほぼ全面を荷室として使えます。

板をまっすぐに置くことも、斜めに配置して複数枚積むこともできます。

さらに、板と荷物を左右に分けるなど自由にレイアウトできるため、状況に合わせた積載が可能です。

メリット

  • 長い板や複数枚も積載OK
  • 広さを生かして自由度が高い

デメリット

  • 荷室部分が車外から丸見えになる
  • 運転席以外は座席として使用不可

ハスラーならではの自由度の高いレイアウト。1人のスノーボード旅行に最適です。

3. 車内積みの注意点

ハスラーの割れたフロントガラス
割れたフロントガラス

ハスラーでスノーボードを車内積みする際は、板や車内を守る工夫と、同乗者への配慮が欠かせません。

ここでは実際に試してわかった注意点を3つ紹介します。

①板や車内を傷つけない

ソールカバー(ボードケース)
ソールカバーで板と車内を保護

そのまま置くと、走行中の揺れで板が動きます。

板先端が窓ガラスに当たったり、ビンディングがシートに当たったりすると、傷や凹みの原因になります。

対策

  • ソールカバーやボードケースで板を保護
  • ラゲッジベルトやロープで板を固定
  • 荷物の置き場所を事前に決めておく

②濡れ対策を忘れない

ブルーシート(レジャーシート)
ブルーシート
ブラシとタオル
ブラシとタオル

滑走後の板には雪や水が付着しています。

そのまま積むと、シートや床が濡れて内装を汚してしまいます。

対策

  • 吸水性のあるソールカバーを使用
  • タオルやレジャーシートを敷く
  • 積む前にブラシで雪を落とし、水分を拭き取る

③同乗者の快適性も考える

車内天井積み(インテリアバー)

シートを倒して積むと、その分座席スペースが制限されます。

また、前席を前に出し過ぎると運転姿勢が窮屈になり、長時間の運転に影響が出ることも。

対策

  • 車内積みは基本的に1〜2人まで
  • インテリアバーなどで天井に積む
  • 複数人の場合はルーフボックス・キャリアを使用

固定・濡れ対策・快適性。この3つを意識すれば、車内積みはバッチリです。

4. まとめ: 用途や人数に合わせて積み方を選ぼう

ハスラーのカタログ

ハスラーは室内が広く、シートアレンジ次第でスノボ板の車内積みが可能です。

状況に合わせて以下から選んでください。

積み方

  • 後部座席に立てかけ
    手軽に1〜2枚。サブ利用向け。
  • 助手席のすき間に差し込み
    省スペースで予備板向け(濡れに注意)。
  • 助手席フラットで平置き
    最もおすすめ。長尺板・荷物整理に便利。
  • 後部座席フラットで平置き
    助手席を使いたい2人乗車時に有効。
  • フルフラットで平置き
    車内を最大活用。複数枚・車中泊に最適。

注意点

  • 板や内装を保護し、ラゲッジベルト等で固定する。
  • 濡れ対策は必須(ソールカバー・タオル・レジャーシート等)。
  • 同乗者・人数を考え、必要ならルーフや天井(インテリアバー)を検討。

もっと便利にしたい方は、インテリアバーを使った天井積み(別記事予定)がおすすめです。

次の記事では、ハスラーの7つの魅力について紹介していますので、ぜひご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました