失敗しないスノボウェア選びの決定版!3万円で機能性と長持ちを両立するコツ

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「どんなウェアを選べばいい?」
「種類が多くて迷っちゃう!」

「選び方のポイントってある?」

 この記事では、スノーボード歴20年以上、現役インストラクターの私が次のことを紹介します。

  • スノーボードウェア選びの新常識
  • ウェア選びで押さえるべきポイント
  • 数ある中から最適の1着を見つけるコツ

 新しいスノーボードウェアを選ぶのは楽しい一方で、種類が多すぎて迷うこともあります。

 この記事を読めば、長く快適に使えるウェアを簡単に見つけることができるようになります。

 実際に私が使用しているウェアを例に、丁寧に説明しますので、ぜひ参考にしてください。

1.ウェア選びの新常識

 スノーボードウェアの選び方として、多くの人がこんな条件を挙げます。

  1. ゴアテックスなど高い防水性能が必要
  2. ゲレンデで目立つ派手なカラーが良い
  3. 価格が高くて高品質のウェアが長く使える 

 でも私の考えは、ちょっと違います。

  1. 防水性能はそこそこで十分
  2. 地味で目立たないカラーが雪山になじむ
  3. 価格が手ごろで高品質のウェアを長く使う

 これまでの常識にとらわれず、「機能性」「デザイン」「価格」のバランスを見直せば、自分にぴったりのウェアが見つかります。 

これまで思っていたイメージと違う。

これが20年以上のスノーボード経験からたどり着いた答えだよ。

2.防水性能コレで十分

 スノーボードウェアに必要な防水性能はこれです。

  • 耐水圧:10,000mm
  • 透湿性:5,000g/㎡/24h

 高い防水性能は、その分価格も高くなるため、これ以上の防水性能は不要です。

※防水性能については「レインウェア・雨対策特集」をご覧ください。(WORKMAN公式サイト

  • その理由は?

 防水性能が効果を発揮するのは、雨の日です。
 晴れや曇りの日には、そこまで高い防水性能は必要ありません。

 雨の日には、スノーボードウェア(以下「スノボウェア」)の下に、ゴアテックス製のレインウェアを着ればよいです。

 そこそこの防水性能のスノボウェアと、ゴアテックス製レインウェアの組み合わせは、最強の雨対策です。

※「ゴアテックス(GORE-TEX)」は、防水性と透湿性を兼ね備えた機能性素材です。(GORE-TEX公式サイト
※おすすめのレインウェアは、モンベルのレインダンサーです。(mont-bell公式サイト

  • レインウェアのメリット

 ゴアテックス製のスノボウェアが効果を発揮するのは、スノーボードのときだけです。

 一方レインウェアは、スノーボード以外の日常生活にも使えます

 たとえスノボウェアを買い替えたとしても、レインウェアだけ使い回すことができます。
 せっかくのゴアテックス素材が無駄になりません。

  • コスト比較

 スノボウェアとレインウェアのコスト比較です。

ゴアテックスありゴアテックスなし
スノボウェアジャケット:3.5万円~
パンツ:2.5万円~
上下セット:10,000円~
レインウェアジャケット:2.5万円~
パンツ:1.5万円~
上下セット:3,000円~

 ゴアテックス製スノボウェア(上下セット)の最低価格は60,000円、ゴアテックス製レインウェアは40,000円です。

差額の20,000円でそこそこのスノボウェアが買えるね。

スノボウェアとレインウェアの組み合わせはコスパ最強だよ。

  • おすすめのレインウェア

 おすすめはモンベルのレインダンサーです。
 防水性能と強度に優れ、10年は使用できます。

3.ウェアの機能3選

 ウェアにはスノーボードに特化した機能があります。

 次の3つの機能を全て備えたウェアなら安心です。
 ※フードやポケットなどの基本機能は、ここでは省略しています。

ジャケット
  1. ベンチレーション
  2. Wジップ
  3. リストゲーター
パンツ
  1. ベンチレーション
  2. ウエストゲーター(パウダーガード)
  3. 裾ゲーター

カタカナばっかりで分からない…。

それなら僕のウェアを見ながら1つずつ確認していこう。

ジャケット

①ベンチレーション

 ウェア内部の湿気や熱を外に逃がす通気機能です。

 脇や背中のジッパーを開けるとメッシュ構造になっていて、風が通り抜けて涼しいです。

脇タイプのベンチレーション
脇タイプ
背中タイプのベンチレーション
背中タイプ

②Wジップ

 前面に2つのジッパーがあり、開け方次第で通気性や防風性を簡単に調節できます。

 滑走時には下側を少し開けておくと、しゃがんだ際に前裾が邪魔になりません。

Wジップ(開)
Wジップ
Wジップ(閉)
細かく調節可能

③リストゲーター

 袖口内側の伸縮性のあるカフです。手首から雪や風が入るのを防ぎ、温かさを保ちます。

 これがないと転んで手をついたときに、グローブの隙間から雪が入って冷たいです。

リストゲーターあり
リストゲーターあり
リストゲーターなし
リストゲーターなし

ウェアの中が蒸れたり濡れたりしない機能ばかりだね。

スノーボードを楽しむには、快適さが大切だよ。

パンツ

①ベンチレーション

 ウェア内部の湿気や熱を外に逃がす通気機能です。

 内もものジッパーを開けるとメッシュ構造になっていて、風が通り抜けて涼しいです。

内ももタイプのベンチレーション
内ももタイプ(開)
内ももタイプのベンチレーション(閉)
内ももタイプ(閉)

②ウエストゲーター(パウダーガード)

 ウエスト周りに付いているカバーで、雪の侵入を防ぎ、ウェア内部を快適に保ちます。

 これがないと転倒してジャケットがめくれたときに、ウェアの中に雪が入りやすくなります。

ウエストゲーターあり
ウエストゲーターあり
ウエストゲーターなし
ウエストゲーターなし

③裾ゲーター

 パンツの裾に付いているカバーで、ブーツとパンツの間から雪が入るのを防ぎます。

 裾ゲーターは、ブーツの内側ではなく、外側にかぶせて使うのが正解です。

裾ゲーター
裾ゲーター
裾ゲーター(装着)
ブーツ紐にフックをかける

快適さが大事なのは、パンツもジャケットも同じだね。

ここで紹介した機能が1つでも多くあるウェアを選ぼう。

4.シンプルデザイン1択

デザイン

 デザインはシンプルが一番です。

 多くのサイトが流行のウェアを紹介しますが、おすすめはシンプルなデザインです。

 流行のデザインや柄物は飽きやすく、長く使うには不向きです。

  • シンプル配色がベスト

 おすすめはモノトーンアースカラーです。

 無難な色(黒、白、グレー、ベージュ、カーキなど)は長く使いやすく、玄人感も出ます。

 淡い色は汚れが目立つため、濃い色が長く使えます。

色見本(モノトーン)
  • 色数に注意

 色数が多いほど派手で主張が強く、飽きが早いです。

 カラフルなアイテムは、ウェア以外の小物で楽しむことです。

小物類(カラフル)

僕は上下とも白いウェアで決まりだね。

全身真っ白だと、雪の中で「迷える子羊」になっちゃうよ…。

サイズ

 少し余裕のあるサイズを選びましょう。

 とはいえ、スノーボードウェアはもともと大きめに作られているので、普段着と同じサイズで大丈夫です。

 日常の服のようにぴったり過ぎると動きにくいです。

中に重ね着することを考慮

 フリースやスウェット、レインウェアを中に着ることも考えておきましょう。

 プロテクター(お尻や膝など)をつけると、さらにかさばります。

裾の長さに注意

 パンツの裾は、少し長めのデザインが理想です。

 ブーツを履いたときに裾がずり上がらず、裸足のときに裾が少し地面に触れるくらいがちょうど良いです。

デザインは「カッコいい」や「上手そう」って印象だけじゃないんだ…。

それもあるけど、快適さやコスパにも関わる大事なポイントだよ。

5.予算は上下で3万円

 スノーボードウェアの予算は、上下セットで3万円以内がおすすめです。

 価格の高い高品質のウェアは不要です。

 安くて高品質のウェアを見つけ、日々のメンテナンスを行えば長く使えます。

 先ほど紹介したコスト比較浮いた2万円を元手に、条件に合うウェアを選んでください。

 コストを抑えながらも、機能性とデザインを両立させた最高の一着が見つかるはずです。

お手ごろ価格で高品質のブランドを探してみるよ。

僕はここ10年「ハイマスマニア」のウェアを使ってる。今季モデルは上下セットで28,000円だっだよ。

※ハイマスマニアのウェアには、リストゲーター裾ゲーターの機能はありません。

3万円以下のおすすめブランドはコチラから↓

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6.まとめ

 この記事では、次のことを紹介しました。

  • スノーボードウェア選びの新常識
  • ウェア選びで押さえるべきポイント
  • 数ある中から最適の1着を見つけるコツ

 スノーボードウェアの購入時はデザインに注目しがちですが、機能を絞ってから商品を選ぶとスムーズです。

 機能を重視することで快適に使えるだけでなく、長持ちするため節約にもつながります。

 どれだけデザインが良くても、快適に滑れなければ結局は使わなくなってしまいます。

 この記事がスノーボードウェア選びで迷っている方の参考になれば幸いです。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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